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バニヤンツリー・スパ。この名前を聞いただけで「あぁ〜」と溜め息をつかれたあなたの気持ち、とても良くわかります。世界でも名だたるホテル&スパの賞を数々受賞し、現在のアジアン・スパブームの先駆者、まさに世界最高峰のスパと言っても過言ではないでしょう。こちらのスパへ今回はフラニーが単独で挑んでまいりました。
前夜に2時間のタイ・マッサージを受けて、身体はもう一杯一杯な状態だったので、せめてその雰囲気だけでも味わいたいと、今回は当日に電話でフェイシャルの予約を入れてお出かけ。バンコクの都心は東京と同じ過密状態で、こちらのホテルのゲートも細い道を入って行くとその奥にようやくホテルのエントランスが見えて来ました。
お世辞にも広々したとは言えないのですが、ドア・マンがさっとタクシーのドアを引き私を迎え入れてくれます。フロント前でおだやかな面持ちの渋めのレセプションの方と目が合いスパへ行く旨を伝えると、奥にあるエレベーターを指示し「21階へ」と促される。
落ち着いた照明で格調高いロビーからスパへ上がり、まず受付で名前を告げると今日のフェイシャルのメニューを選択する事に。一応予約の電話の時にも選べたのだけど、私の英語力ではとてもそのメニューを聞いて理解する事は無理だったので、早めに到着しゆっくりと椅子に腰かけメニューを読む。
「Thai Honey Facial」「Banyan Cleansing Facial」「Earth Essence
Facial」「Exhilarating Lifting Masque」と言う4種類のメニューから私は「Earth
Essence Facial」を選びたかったのだけど、こちらのメニューではオイリー・スキンの方向けになってたので断念してドライ・スキンの方にお薦めだと言う「Banyan
Cleansing Facial」を選択。また時間が取れるようならマニキュアもしたい旨を伝えると予約表で確認してフェイシャルの前に受けられる事になりました。
そしてそこから52階へ上がる様に指示され、また高速エレベーターに乗り一気に高層フロアーへ降り立つ私。確かホテル・ゲスト以外は21階のスパを利用出来てこちらの高層階の方は宿泊者専用と何かのガイド・ブックで読んだのだけど、たまたま下のスパが混んでいたのでしょうか?
大きく開いた窓からバンコクの街がこちらの一面からほぼ180度一望出来ます。ゆったりとしたソファーに座りおもてなしのお茶を頂きながら最初にカードで支払いを済ませる事に。本日はサービス期間中でスパのメニューが20%ディスカウントになると聞きちょっと嬉しい私。実はその後でネイルはそのディスカウントに含まれなかったようでカード払いのキャンセルを入れてもう一度、やり直すと言うアクシデントもありましたが、そのやり取りはスムースに行なわれ別段嫌な気持ちになる事もありませんでした。
その間、他のスタッフにソンクラーンのイベントをやってるからこちらへどうぞと呼ばれて行ってみると少し下の階でフロアーとフロアーを結ぶ空中庭園の様なスペースでタイの伝統衣装に身を包んだホテル・スタッフが大勢でタイ舞踏を踊ってて、ゲストもホテルのGMと家族もみんなで一緒に楽しんでるらしくとても賑やかなパーティーの様子も見れました。
それからまずはネイルの担当の方が現われきちんと自己紹介が行なわれ、まず着替えと私物を入れるロッカーへ案内されます。こちらのロッカー・スペースはシャワー・ルーム、サウナ、トイレなども併設されており、壁の一部分はこれまた全面ガラス張りで素晴らしい眺め。フェイシャルとネイルだけですがガウンに着替え支度をして、階段で一階下のフロアーにある個室へ案内されました。この部屋はヘア・サロンも兼ねてるようでシャンプー台の向こうはこれまた大きなガラス窓でこちらからはチャオプラヤー川のゆったりとした流れを見ることでき、穏やかな気持ちになれます。
最初にハンド・バスで手を洗い、ヨーグルト、レモン・グラス、グラニュー糖、グリセリンをその場で合わせたスクラブ剤で手の肘当たりまでマッサージ。塩は判るけど砂糖を使用するのは初めてで少しびっくり。その後、洗い流した後は爪のトリートメントできちんとスクエアーかオバールか訪ねてくれます。先日プーケットの町スパでとんでもない形にされてしまっていた私の爪、長さは少し短くなってしまったけど、ようやく本来好みの、先端が真っ直ぐにカットされた形に戻りました。ただこちらのスパでもその時は爪切りを使用し、その後ネイル_ファイルで整える方法だったのはかなり残念。私は足の爪も自分で手入れする時に爪切りは随分、使用した事はないのです。やはり餅は餅屋ってところでしょうか?
甘皮の手入れはまずまずの合格点でネイルの塗り方は下地、ネイル二度塗り、トップ・コートと順番に薄く重ねていき大変キレイな仕上がりでした。バニヤン・ツリーのこちらのスパでは「O・P・I」(アメリカの有名なネイル・ブランド)の物が数は20種類程度でしたが使用されてました。
ネイル・カラーはボトルで見た感じと実際に塗った色が全然違う時があるので今回私も5種類くらい実際に少しづつ塗って試してみましたが、暗いかなと思ったベージュ系の物が実は私の色黒の手にはよく映えて満足でした。
ネイルが終了したら今度はフェイシャルを行なう部屋へ案内されます。こちらはクローズド・タイプのこじんまりした部屋ですが、きっとエステシャンにしたらあちこち移動するよりも、仕事をする動線としてはベストに感じました。ネイリストからフェイシャルの担当は違う方でさっきは割と若い感じの女の子でしたが、お顔の方はキャリアを積んだといった風情の、愛嬌のある女性が担当です。
最初に椅子に座ってお花の浮いたフット・バスで足を洗ってくれました。この中にはミントの生の葉も入っていてフレッシュな香りが部屋に広がりとっても壮快。続いて施術中に焚くお香も選べ、これはかなりの種類が揃ってたのですが、私は迷わず「Night
Queen」と書かれたスダップ・マラムをセレクト。そうちょっとだけバリの香りが恋しくなったのかもしれませんね。
フェイシャルの手順はまずメイクが落とされ、続いて表面の古くなった角質を落とすスクラブ、オイル・マッサージは顔はもちろん背中の肩甲骨の下から肩、首までまんべんなく施されます。こちらはマッサージ・ベッドで上向きに寝てるのですが、施術者はガウンの首周りを最初にかなり開いておき、両肩下から腕をしっかり入れ凝った辺りを揉みほぐしてくれるのでとても気持ち良い。
その後オイルをきちんと落としてかクレンジング・パックが塗られます。この時、目と口には乾燥を防ぐ為の保湿液が塗られパックが乾く間はさっき塗った指先のネイルに当らないように考慮されながら手のマッサージも行なわれました。
こちらの化粧品類は、全てバニヤン・オリジナルの物が使用されているそうで、パッケージはごく普通のプラスティック系のボトル類に入っていたので、銘柄なども明記はされてませんでしたが、終わった後はお肌がしっとりして皮膚が新しく生まれ変わったような感覚でした。また、よくフェイシャルで使用されるマシーンの類いは私の選んだメニューでは一切使用されず、ハンド・オンリーの施術だったのも印象的。
フェイシャルの後はロッカーにあるシャワーを浴びたり、スパの広い受付の好きな場所でフルーツとジンジャー・ティーのリフレッシュメントでゆっくりと寛ぐ事が出来ます。ただこの時はソンクラーンのイベントのせいか、下のエントランスとこちらのスパが階段で繋がってる模様で、かなりのスタッフがエレベーターとの間を行ったり来たりしてたので少し賑やかでしたけど、それでも全ての受付から終了まで客側を焦らす感じはなく終始ゆったりした感じなので、贅沢な時間を充分味わう事が出来ました。
全てが終わりこのホテルから帰る時、タクシーを呼んでもらおうとフロントへ向かってはっ!としました。来る時は気がつかなかったけど、車回し用のスペースに大きなかがり火が焚かれているのです。意外とこじんまりしたエントランスだと日中は思ったのが、夜になるとこんな変貌を見せてくれるなんて、限られたスペースとは言えこんなドラマティックな演出はなんて心憎いんでしょう。
最後にひとつ疑問が残るのは、最初に提示されたメニューのフェイシャルで私の受けたかった「Earth Essence Facial」がオイリー・スキン向けになっていたのに、あとから頂いたパンフレットを見ると、ノーマルからドライ・スキン向けと明記されている事。オフィシャル・サイトで見ると、こちらはオイリー向け。気になって日本語のサイトを見たら、こちらはノーマルから乾燥肌に適していると。あ〜、ホントはどっちななの〜と未だ気になって仕方のない私。次回またこちらを訪れる機会に恵まれましたら是非、きちんと訪ねてみたい次第です。
でも何はともあれ、優雅なホテルの優雅なスパで優雅なひとときを過ごす事が出来て本当に満ち足りた気分に浸れました。次はどこのバニヤンへ行けるかしら?
(写真はStrawberryさん撮影バニヤン・ツリーの客室等の写真です)
 

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